「両親に会ったらまずいの?なんかあった?」

「………」

「ここにいる事知らないの…?」

「………」

















「………。」





それ以上、凜ちゃんは何も答えてくれなかった。



飯を食いながら、少し横目でチラチラ凜ちゃんを確認する。

さっきの元気はない…


両親との間に何か確執があるのか…だから、こんなボロアパートに女の子1人で引っ越して来たのか。



凜ちゃんには見えない影が見えた気がした。




重くて苦しい過去がある気がした。