――――― 「私…ずっと前から好きだったんです…」 「僕もだよ」 (ここはかなり真面目な顔で、そしてクールに…) 「う…う…嬉しい…!!」 涙を流して喜ぶ凜ちゃん。 「おいで」 両手を広げると、凜ちゃんは僕の胸に飛び込んで来る。 「龍之介く〜ん!!」 固く抱き合った2人の顔は次第に近付いて行って……… あれ? 僕、名前なんて呼ばれた事なくねぇ!? ――――――――