着替えて、顔洗って、そうこうしていると時計は11時40分になろうとしていた。



窓の外からいかにも…って感じのいぃ匂いがする、その匂いに誘われるがまま僕は凜ちゃんの部屋へ向かった。





―ピンポン





はぁ〜、少し緊張すんな。ドアの向こうの凜ちゃんの部屋を想像していた。


きっとこんなボロ屋には似つかわない、可愛いカーテンに白っぽい家具…部屋はほのかにいい香りが漂っていて……




妄想に期待を膨らませて、益々激しくなっていく。




もしかしたら…もしかしたら………



告白なんて…されてみたり……