「ボン!!土曜の朝くらい、ゆっくり寝かせろ!!」

「んにゃ〜ん?」


ボンはいつになく可愛く鳴いてみせた。


「ん〜?なんだ?甘えてんのか?」

「んにゃあ」





屈託のないボンの潤んだ瞳に負けて、頭を掻きながら布団から出た。



まだ朝だろ…もぉ……





社会人にとって土曜日の朝がどれだけ快適かをいつかボンにもわからせてやんなきゃいけねぇな。




時計に目を移す。




「ボン…まだ11時……」




え゙っ!?