「凜ちゃんは何の仕事してるんですか?」

「損保会社の事務です」

「へぇ」



ハッキリ言って話しは聞いているようで聞いていない。


スッピンかな…



全然化粧してないみたいだ…



突然、こっちを振り向いて「ん?」と首を傾ける顔は少し惚けていて可愛さが増した。



「凜ちゃん、スッピン?」



急に顔を赤らめて恥ずかしがる。



「化粧してます!お化粧苦手なんです…」