「な、なんでもないよ?」



先生なんであたしに色気を使うかな?



「そう、お嬢さんにはお仕置きがたっぷり必要かな?」



「え?」



先生は、あたしを掴んだまま、まだ放してはくれていない。その腕を自分の唇に近付けさせ……



そのまま先生は、あたしの手のひらをペロリと舐め始めたのだ。



「っ……せ……んせぃ?」



先生に舐められ、あたしの頬が赤く染まる。



「んっ……甘い……」


先生はそう言って、あたしにウインクする。あたしは、またさらに赤く染まる頬を反対の手で抑えた。



先生ずるいよ……あたしにこんな事するなんて!