もし俺が一人でクラミス国に迷い込んでいたなら、今頃どうしてるのだろう…
少なくとも瑠璃花とは出会わなかった。
そうすれば今のこの仕事をすることもなかった…
俺が王になってたかもしれない。
でも、瑠璃花がいなければ俺はこの世界で生きることも馴染むこともしようとはしていなかっただろう…
俺をこの仕事に付けておいて、自分は城の中で暮らす瑠璃花を憎くないとは言えない。
ただ、たった一人の仲間にもう一度会えたら…
そう思う自分に気付いていないわけでもない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…