「あたしは…嫌な思いなんて…」



あたしなんかに告白した先輩の方が色々と言われそうな気がするけど…



「先輩こそ大丈夫なんですか…?あたしみたいな「ちょっと待って!」



「…はい?」



「あたしみたいなって言うのは止めようよ?ね?」



両手を腰に当て困ったような…でもホントに優しい笑顔を見せる。



「桃花ちゃんは可愛いし気が利くし、いい子だよ?もっと自信持っていいと思うよ?」



「……」



そんな事を言いながら見つめないでよ…



恥ずかしい…



「嫌な思いしてないなら良かった…何かあったら言ってね?」



「分かりました…」



「うん!じゃ、教室に戻ろうか?瑠璃にはキツく言っておくから」



ちょうどチャイムが鳴って2人で教室に急いだ。