「しい?」




「えっ?」




今“しい”って言った?





「お前は、しいなのか?」




「優ちゃん…記憶が…」





「ごめ…ん俺しいの事…忘れ「優ちゃん!いいの別に優ちゃんは、記憶喪失でも私の事をもう一度好きになってくれてから」





「しいごめんなこの指輪の事すかっかり忘れてて」





「いいよ。優ちゃんは自分で思い出してくれたでしょ。あの“約束”覚えてる?」





「もちろん、まぁ覚えてると言うよりも思い出しただけどな」





優ちゃんは、また昔のように笑ってくれた。





そして昔の約束を思い出してくれた。