たしかに、新幹線のホームで喜ぶのは変?

そんな私を見て、隆志は少し呆れ顔。


「早く行くぞ!」

「うっ、うん。」


私は隆志の後を着いて行くのがやっと。


「はぁ、貸せよ。」


ん?


「荷物貸せ。」

「えっ?」


隆志はまた私のバッグをヒョイッと持つ。


「早く行くぞ。せっかくの大阪楽しむんだろう?」

「うっ、うん。」

「で、何処へ行きたいんだ?」

「えっとぉ・・・道頓堀?あの川の所の看板が見たい!」

「OK。」


隆志は悩むこともなく歩き出した。

何で、大阪にそんな詳しいの?

そして、電車に乗って着いた所・・・。