「んっ・・・隆志っ!」


そして、隆志の唇は私の首筋へと・・・私は必死で声を出さないように頑張った。
けれど、隆志は意地悪で、私の耳をカプッ甘噛みをする・・・。

私は思わず「あんっ・・・」声を出しちゃった。


「花音のエッチ。」


そう言いながら私から離れた隆志。
エッチはどっちよ!


「隆志のバカっ!」

「もう一度して欲しいの?」

「バ・・・しっ、して欲しくない!」


私は頬を膨らませながら、車窓を見た。


「ふふっ。」

そんな私を見ながら隆志は笑っていた。
そして、満足そうな顔をして、また新聞を読み始めたのだった。