「隆志?離して?もう静かにするから!」

「本当?」

「うん、でも隆志がいけないんだよ?私の話聞いて・・・ん?・・・。」


隆志が私の顔をみて一瞬不適な笑みを浮かべたのは気のせい?

そして、気付いた時には、私は隆志の方へ少し引っ張られていて、何故か隆志は私の上に覆いかぶさっていて・・・


チューっ!!


まっ、まさかっ!こんな所でキス~?!

隆志!心の中で叫ぶ私。

私は足をバタバタするだけで、何も反論できない。

だって、両手を握られているんだもん・・・。

でも、無理矢理して来たわりには優しいキスで。


一瞬唇を離してくれた勢いで「んっ・・・隆志だめっ!」とは言ってみたものの、それがまた隆志の何か?に火をつけたみたいで・・・。


「花音が悪い。反省の色がないからだ。悪い子にはおしおきっていうだろ?」


周りに誰もいない事をいい事に、隆志のキスは勢いを増す。