「まぁ、いいじゃんっ!夕飯も沢山あるし!お弁当の残りで悪いけど・・・。」


今度は、リョウはめっちゃ不機嫌。

隆志は、ちょっと勝ち誇った顔?

まずかったかな・・・と思いつつ、3人でもくもくとお弁当の残りを食べた。


そして、残ったお酒で足りないと気が付いた隆志は、自分の部屋からワインとチーズを持って来た。


「花音好きだろ?」

「うん・・・。」


リョウの私を睨む目。


「リョウもワイン好きでしょ?一緒に飲もう?」


なだめるように言うも、リョウは知らん顔。

もう、いい加減に拗ねるのやめてよね!


「リョウ?“あーん”してあげる。」


私はリョウに囁く。

すると、リョウは私を見て・・・ん?ちょっと笑った?


よし!


「リョウ?あーん。」


私はチーズをリョウの口にポンッと入れた。