「花音の腿柔らかい。」

「もうっ!」


なかなか言っても降りないので私は半分諦めた。

そして、その時・・・


ピンポーン♪


チャイムの音が鳴った。

そういえば、私鍵閉めてないかも。

そう気付くと同時に玄関を開けたのは・・・隆志だった。


「お取り込み中失礼。」


失礼とはいいつつも、隆志は悪いとは絶対思っていない。

だって・・・私の部屋へずんずん入ってきたんだもん。


「兄さん!今日は俺と花音のデートの日だ!」

「そうだな。ピクニック楽しかったか?」


横においてあったリュックとテーブルにおいてあるお弁当の残りで分かったのだろう。


「兄さん!まだ俺達デート中!」


リョウはかなり怒ってる。

そして、負けずに隆志もかなり不機嫌顔。