バスに乗って電車に乗って。

粋と逆の順路を辿っていく。

私達が家へ着くのは5時頃だった。

自然に私の家へあがるリョウ。



「今日は楽しかったー!」


床で横になりながら伸びをした。


「花音?」

「ん?」

「こっちに来て?」


私はリョウの元へと歩み寄る。


「ここに座って?」


リョウは床をポンポンと叩く。

私がそこへ座ると、リョウはヒョイッと向きを変え私の膝へと頭をのせた。


「えっ?」

「膝枕♪」

「ちょっと!恥ずかしい!」


私は、レギンスをはいているからといってもミニスカートには変わりない。