「ねぇ?そういえば、リョウって何の仕事をしてるの?」

「ん?僕?」

「うん。」


リョウは私の手をギュッと握って・・・。


「僕はただのサラリーマンだよ。」


と答えた。


「でも・・・」たまに変な時間に家にいるよね?

「花音!」

「ん?」

「たまにはこんなのんびりもいいな。」

「そうだね。」


リョウに言葉を遮られて、“でも”の後が聞けなかった。

まぁ、いいか。

リョウもサラリーマンなんだ。


それから私達は寝ながら色んな話をした。

昨日のTVが楽しかったとか、あのお店がどうのとか。


そして、リョウがアスレチックもしたいと言うから、私達はレジャーシートをたたんだんだ・・・。