そして、お弁当の中身は空っぽになった。

本当リョウ食べちゃうんだもん。


「大丈夫?」

「全然余裕♪」


リョウはお腹をポンポンと叩いてみせる。

そして、私がお弁当を片付けると、リョウは広々としたレジャーシートの上でリョウは大の字で寝転んだ。


「花音も寝てみなよ。」


そう言われたけど、なんだか意識しちゃう私はリョウの横でなんて素直に寝れなくて。


「花音?!」

「えっ?」


私の腕を引っ張るリョウ。

私の顔はリョウに近づいて・・・。


「寝ないの?」

「寝るっ!」


私はその場を逃れようと、リョウから少し離れてレジャーシートの上で寝転んだ。