芝生へ寝そべるリョウ。


「気持ちいいよ?」

「うん・・・。」


けれど、私はそのまま立ち上がろうとした。

別に意味は無いけど、なんとなく・・・。


けれど、それはリョウの手で阻まれた。


「駄目。」

「えっ?」

「ここで花音も寝て?」


私はもう一度芝生へ寝かされた。

そして、私に覆いかぶさったような形になるリョウ。


「ねぇ?」

「なっ、何よ!」



「兄さんと何処までいったの?」