リョウに教えてもらってからは結構思っている場所に投げられるようになった。

投げたい方を向けばいいのよね!


体も手も・・・心も?

リョウが変な事言うから意識しちゃうじゃないっ!


リョウのバカっ!

私は思いっきりフリスビーを放った。


「あっ・・・。」


私が放ったフリスビーは全然違う方向へ飛んでいった。


やばいっ!

私は、一生懸命フリスビーを追う。


そして、ごつんっ!!


1つのフリスビーに2つの手。

私達はそのまま芝生へと倒れた。


「きゃっ!」

「いてっ!」


私達は自分のお尻や腰をさする。


「ふふっ、ごめんっ・・・。」

「ふっ、こっちこそ、ごめん。」


顔を見合わせ笑う私達。

すると、リョウは大の字で芝生に寝始めた。