バスを降りると、私達は公園へと入っていった。

入り口は緑の木々に囲まれていて、そこを通り抜けると一面の芝生が見えてきた。

私達は芝生の中を歩きだす。



「何だか楽しいね♪」


「まだ始まったばかりじゃん。」


「うふふ♪そうだった。

って、あっ、そうだ!ごめんっ!

レジャーシートと、飲み物の買うのを忘れてた!

途中で買おうと思ったのに!」



私はリョウに必死で謝る。

そんな私を見てリョウは笑う。



「僕が花音に頼んだのは、お弁当だけだよ?

そんなものは僕が用意してるさ♪」