「千依…!」

圭吾はその綺麗さに
見惚れてしまった。

髪を高い位置で
可愛くアレンジし、
白いベールをかけてある。

ドレスは今流行りのミニ丈で、
ふわふわしていて可愛かった。

メイクもばっちりだ。

「ごめん、遅れちゃって。」

「いいよ。
メイク、汗で落ちなかった?」

「大丈夫。」

そんな会話をして、
写真を撮る位置に2人で並んだ。

カメラマンが、掛け声を掛ける。

「はい、じゃあ撮りますよ〜!!
笑って笑って〜、
はい、チーズ!」

フラッシュが焚かれた。

眩しかったけれど、
何とか堪えた。

二、三枚撮った後、
写真館を出た。

現象が出来たら
連絡が行くらしい。

今から楽しみだ。