年が明けた。

クリスマスにやった
パーティーは大盛り上がりで、
その後2人で夜道を散歩したり、
夏にし損ねた
花火をして楽しんだ。

線香花火の赤い玉が落ちる前に
圭吾は素早く願い事をした。

『千依とずっと
一緒に居られますように』と。

(叶うといい。
いや、絶対に叶えてみせる。)

圭吾はそう決意した。