リビングに居た千依と翔吾は、
その音に気がついた。

「…今の、何?」

「階段の辺りからしたよな?」

「うん。」

2人は階段の方へ駆けつけた。

そこには、圭吾が倒れていた。

「圭ちゃん…!!」

「んの、馬鹿!
発作起きてんのに
降りてきやがったのか!!」

翔吾はそう言って
ため息をつくと、
一階の父親を呼んだ。