その時だった。

『ドクンッ…!!』

今まで聞いたこともない位、
心臓が大きく鳴った。

同時に、苦しさが襲ってくる。

「…っ!!」

発作だった。

千依が来たときに、
起こした事はなかった。

「はぁっ…はぁっ…はぁ…っ」

薬を探したいのに、
苦しくて立ち上がれない。

圭吾はそのまま気を失った。