数日後、千依がやってきた。

大学はすぐ夏休みに
入ったらしく、
最近は毎日のように
来て話していく。

大学の近くに住んでいると
聞いていたから、
どの大学か訊いてみたら、
この街にある短大だった。

翔吾の行っている
大学にも近い。

双葉まで行って探した
意味はどうやらなかったらしい。

とんだ無駄足だ。