「だけど、僕は
少しだけ焦ってたよ。
…自分の余命が短いって
解ってたから、
早く千依を見つけて…
早く結婚したかった。」

「圭ちゃん…。」

「時間が無いんだ。
本当は今すぐにでも
結婚してしまいたい。
だけどそれは無理だから、
頑張って生きる。
千依が大学卒業する頃まで
待つよ。」

「私の大学は短大だから、
あと1年だね。」

「あぁ。」