あっという間に午前が過ぎた。

収穫はゼロに等しい。

だけど落ち込んで
なんかいられない。

1日が過ぎるのは
あっという間だからだ。

病院から持ってきた
昼御飯を食べて薬を飲み、
圭吾だけ車の中で
休ませてもらった。

本当は断ったけど、
続けられなくなったら
困るからと説得されて、
渋々応じた。

こういう時、
普通の体だったら
どんなにいいだろうか。

悔しさを感じながら、
圭吾は眠った。