式が終わり、皆で
記念撮影をした。

皆が幸せそうに笑っていた。

千依も、笑っていた。

圭吾も幸せそうに微笑んでいた。

圭吾は思った。

(このまま、時が止まって
しまえば良いのに。)と。

けれどそれはあり得ない。

この心臓が鼓動を続ける限り、
生きていかなければ
ならないのだから。