「あっ、間宮君!」

夜、バイトの帰りに偶然、間宮君を見かけた。

反射的に身を隠す私。

(どこに行くンだろうか?)

彼は今夜も肩からカメラをさげていた。

(あの夜もカメラを持っていたンだっけ・・・)

私は彼の怪しい行動に興味が湧いた。

(間宮君の後をつけよう!!!)

間宮君に気づかれないように、私は彼を尾行する。

(なんか犯人を追う刑事の気分・・・)

彼は繁華街を抜けて、公園のほうに歩いてゆく。

(まさか、夜の公園でカップルの淫らな写真を隠し撮り???)

私は公園の中に入ってゆく間宮君を追跡していた。

(オオォォォ・・・やっている!!!!)

公園の中では何組のもカップルがイチャついていた。

(あぁぁ・・・あんなコトまでして、いいのかよ!!!)

カップルたちの淫らな行為に気をとられているうちに、いつのまにか間宮君を見失ってしまった。

(やばっ!)

焦る私・・・

「あっ!」

突然、背後に人の気配を感じて振り向く私。