次の日の昼休み。


仕事をしていると


「柴原先生?」

振り返ると園田が立っていた。


「どうした?」

「あの、これ
生徒会からの
貸出しのものです」


そう言って
油性ペンなど文房具が
いろいろ渡された。


「わかった。ありがとう」

「いえ、…あっ、
あの~柴原先生って
大学生の時から県代表の
バスケットチームの
レギュラーなんですか?」

「そうだけど…
なんで知ってんの?」

「あっあの、あたしの
いとこの兄ちゃんも
そのチームで…」