「えー、どこで知り合ったかって?」
「うん」
必死だなあ私。
超かっこわるい。
みやちゃんはさらっと言う。
「ネットゲームよ、ネトゲ。冬ちゃんもやってみる?」
渡りに船。即食いつく。超が100個つくくらいかっこわるい。
「う、うん、やってみたい。」
できるだけ平静を装ってみた…つもり。
ふーん、ネトゲかー。普通にチャットとか、ホームページ見るのはやってたけど、ネトゲってそういえば手を出してなかったなあ。

「まーでも、とりあえずゲームなんだし楽しめないとね。男漁りなんて思われたらたまったもんじゃないわよ。」
うう、罪悪感…。
「あーそうだ」
ん?なによみやちゃん。
「あと案外出会い系も面白いよ。別に彼氏じゃなくって、ただの男友達増やすのにもね。」
…正直いってびっくりした。
出会い系ってあのほら、そう、なんていうか、犯罪の温床っていうか…
「怖くないの?ってかみやちゃんがそんなのにも手を出してるなんて思いもしなかったよ。」
「んー、そりゃいろんな人がいるから、少しも怖くないとはいえないけど、私は遊ぶ友達増やすのに重宝したわよ。」
「んじゃ私もどっかに登録してみようかな?」
「そうそう、なんでもやってみりゃいいのよ。」