「ああっ!コブちゃん!そのエビ、オイラが目をつけてたやつなのにぃ~!」


「早い者勝ちよ!ホラッみんな来ないうちに
『タッパー』に詰めるのよ!」



「ビールおかわりぃ~♪」




『頭の切れる名探偵』というよりは、むしろ
『食い物盗られてキレている迷探偵』といった方がよっぽど的を得ている。



てぃーだは、辺りをキョロキョロと見回しながら、先程から姿を見せないパーティーの主催者に首を傾げていた。


「岡崎さん達、どこ行っちゃったのかしら?」


チャリパイ行く処、どうしてこうも事件が起こるのか。


そんな訳で、今度は殺人事件に巻き込まれてしまった森永探偵事務所の4人であった……