「悠里ちゃーん。ただいまぁー。」


「ちょっと、でてきなさーい。お知らせがあるのー」


ん??今まで寝てた__?

気がつくと、制服のままで、爆睡していた。

私は、しわくちゃになってしまった
制服をハンガーに掛けリビングへと出て行った。

お母さんの言いたいことはなんとなく予想出来た。


「何?おかあさん。私は、忙しいの。_」

「まっっ。そんな事いわないで、ジャジャーーン!!見てホラ。」



お母さんの手には、


一枚の婚約届けが握られていた。

婚約・・・・・!?結婚・・・。


「今日から、俊二さんは、あなたのお父さんよ。・・・・・・・・ねぇあなた!?」

「あぁ。悠里ちゃん。気軽にお父さんって呼んでくれていいからね」


なんとなく嫌気がした・・・。



今までお母さんが、
うちに連れてきた男は、
たいがいいやな男だったから・・・。



「は・・・はぁ・・・。」



「じゃあ、そういうことだから。お母さんたち、今からデートに行ってくるから。ちゃんと、勉強、復習してから寝るのよ。」






なんて無責任な親なんだ・・・。

適当に、夜ご飯を食べて、
することなんかないから・・・


シャワーでも浴びて、寝るか・・・。