「もぅ。落ち着いたか・・・?」

「ぅん。だいぶ・・・。」


でもこれで愁菜の不安が全部消えたわけじゃない。


「よし。俺がお前の親父さん、ぶん殴ってやる。」

「いいよっっ。そんなこと。殴ったって、過去が変わることはない。」




「じゃあ・・・。どうすんだよ・・・。」

愁菜の顔が・・険しくなった。