沈黙が続いて 私はずっと翔を見つめた。 翔は私と目を 合わさないようにしていた。 そして、固く閉ざされていた 口がゆっくり開いた 「やっぱ、麗奈じゃ忘れられない」 私は言葉の意味が分からなかった 「え?どういうこと?」 色んなことが頭の中を駆け回った。 翔は髪をくしゃっと手で掴み 半泣き状態で言った。