ブタさんからキスをされた魔女は、またプンプンと怒りました。



すると、キスをしたブタさんが眩しい光に包まれゆくのです。


眩しい光は、どんどん人の形に変わっていきます。



魔女は眩しくて次に目を開くと、


なんと!王子様が立っていたのです。



怒っていた魔女はびっくりしました!





「優しい魔女よ、僕の足を治してくれてありがとう。」
と魔女に手を差し伸べました。


「僕は人への『愛』や『優しさ』がわからず、人々を困らす悪さばかりしていました。


看かねた王様は西の魔女を呼んで、お仕置きとして僕に魔法をかけ、ブタの姿へと変えたのです。


元の姿に戻る方法は『人を愛すること』でした。」




「魔法が解けたのなら、早くお城に帰りなさい」プンプン
また魔女は怒りだしました。



「それなら、あなたをお城に連れて帰ろうと思います。」

と王子様は言います。