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七「昌珉ー・・」

私が口の動きだけで呼ぶと、
昌珉はすぐに気付いてくれた。

周りの昌珉のファン?の女子たちににらまれた。

あの5人、モテるもんなー・・。
俊秀はそこまでじゃないけどw

昌珉に誘われ、人気(ひとけ)のない暗い調理室の前に行った。

昌珉「どうしたんですか?」

昌珉はやっぱり年下だからか、
敬語交じりに私と話す。

七「あの、父の日のために作ってみたんだけど、意見聞きたくて」

昌珉「これ、七さんが作ったんですか?」

七「う、うん・・形変だけど;
よかったら味見をお願いします」

昌珉「ありがとうございます。・・・・・・・・・・うん、おいしいです」

七「ほんと?よかったぁー」

昌珉「はい。でも、ちょっと焼きすぎかもしれない。」

七「え、そう?」

昌珉「味はいいんですけど、
ぼろぼろしてるっていうか・・」

七「なるほど。もうちょっと焼き加減気をつけよ。
ありがと、昌珉」

昌珉「いえ、こっちこそ、七さんのクッキー食べれて嬉しいです。」

七「えっ・・// 喜んでもらえてよかった」

なんか、在中とか俊秀にはこういうこと言われてももう慣れたけど、昌珉だと照れるな・・。

昌珉「これからも試食なら僕に言ってください。・・・食べられる範囲で。」

七「それはどういう・・・・」

昌珉「ハハハ。冗談ですよ。七さんが食べられないもの僕に渡すはずないし」

七「だ、だよね・・;;(冗談に聞こえない・・・)」