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その日の放課後。

玄関を出たら、俊秀が走ってきた。

俊秀「七!有天見た?
部活に全然来ないんだけど」

七「有天ならまだ教室にいたよ。」

俊秀「ほんと?」

七「窓から見てみよっか。」

窓から私の教室、3-Aをのぞいてみると、
クラスの学級委員のかわいくてモテる秋山さんが、なにやら有天と話していた。

七「どうしたんだろう?」
俊秀「あやしい。ちょっと行ってみよう!」
七「そうだね!」

そしてわたしたちは、
3-Aの教室のすぐ側までよって、
こっそり中をのぞいた。

そこにはさっきの2人が。

俊秀「あれ、きっとあれだ、告白だよ」
七「えー!ほんとかな。」

秋山「私、ずっと有天が好きでした。」

俊秀「おおーやっぱり!」
七「俊秀声でかい!」

有天「・・へぇー、なんで?」
秋山「えっと・・、勉強もできるところとか、運動もすごいし、優しいし・・。とにかく、全部好きです!」