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クラスでも私は暗かった。

そのせいか、友達もあんま話しかけてくれなかった・・・。

窓を見ようとしたら、
窓際の席の有天と目が合った。

私がにらんだら、有天はまたくすくす笑い出した。

あああぁうっざいい!!


放課後。

部活に行こうと思ったけど、部活ではきっとテストの話題でいっぱいだろうから、やめた。

玄関を出ると、そこには允浩が壁にもたれてた。

允浩「あ、七」

七「允浩・・・・」

こんなときに、允浩に会うと安心するのはなんでだろう。

允浩「成績で困ってるんだろ?」

七「・・・うん」

允浩「じゃぁ今日うちに来なよ。」

七「え!?」

允浩「勉強教えるからさ」

七「い・・いいの?」

允浩「うん。」

七「じゃぁ、お言葉に甘えて・・お願いします」

允浩は微笑んだ。

允浩って、けっこう顔かっこよかったんだなーって、思った。