チュンチュンチュンチュンー…

眩しい朝の光が差し込む部屋に、アタシと布団。
昨日の事は夢だったと思っていたその時。

「響~おはよ♪」

…夢じゃなかったと、思い知らされる。

「…オハョ。」

サラサラのロングヘアーをなびかせて、日向は歯を磨きだした。

「…その髪。」

「あっ…!?ヅラだよ、ヅラ!」

…ヅラって…せめてカツラって言えよ。

「響はショートヘアーだもんな!」

「…そうですね。」

…時間だ!朝食行かなきゃ!

「日向!朝食食べたきゃ早くしなぁー…」

…なに教えてんだよ。アタシ…