「ちょーっきょん!?!?」

「響!!!」

あの場所にいたくなくてー…イヤ、いられなくて。

飛び出していた。

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「明沙!千沙!一緒に行こうよー♪」

「「あっ、うん」」

あの日から日向と凜を避け続けている。

だって気付いちゃったもん。

また日向を好きになったんだってー…

一年前も、日向に恋をしてフラれてしまった。

日向と顔を合わせたくなくてー女子高に来た。

「はぁ…」

「響。ちょっといいかな?」

綺麗で透き通ったハスキーボイス。

その声は愛しい人のものでした。