キーンコーンカーン…

「おーい!響ー♪」

「ひな…???」

顔が真剣で笑ってるからコワいんだけどー…

ガチャッ~

普段は使わない屋上の鍵を開ける。

「何???」

風が吹いて髪がなびく。

「オレさ~…凜に言うわ。正体。」

「へっ…嘘…???」

「ホント~見られるよりマシだから。」

アタシだけじゃなくなるんだね。日向の正体を知る人は…

ズキィィィン

胸が痛んだような気がしてー…辛くて…

「凜??出て来れば??」

「テヘッ☆バレてたかぁ♪」

そう言って出てきた凜は何だか嬉しそうでー…