「っぶね…凛鋭すぎだろうが…」

「…」

「きょん???」

「あっ…うん。だよね…」

アタシは鈍感なわけじゃない。

わかる。わかるんだよ凛…?

あなたは日向が男だと疑っている。

「…凜には、気をつけて、ね?」

「わかってるよー…気付いてるさ。凜が感づき始めてんだろ」

「マヂだからね!」

日向…ヤバいよ大ピンチ!!!大大大ピンチでしょ!!!

「響~早くしないと先生来るよ!」

アタシはゆっくりと席に向かうけど、凜はアタシをじっと見つめている。

日向の事だろうー…