泣いている私を見て、和紀君があたふたしているのが目にはいり、すぐに涙を拭いて、笑ってみせた。
「綺麗過ぎて、涙でちゃった。」
とおどけてみせるとまだ心配そうにこちらをみた。
「もうすぐ頂上やで。」
和紀君が涙のことには触れずにやさしく言葉をかけてくれた。
「こんな高いところまで上がるんだね。」
「折れて落ちたりしたら終わりやな(笑)」
「そんな死に方はいややな。」
頂上付近になり、横を見てみると二つ隣の観覧車に奈緒と竜君がいた。
しかも、キスしてるところをばっちし見てしまった。
上手くいったことはすごく嬉しいのだけど友達のキスシーンを見てしまい少し申し訳ない気持ちになった。
和紀君もみてしまったみたいで、またまた微妙な空気が流れる。
「あの二人付き合うことなったんかな?」
よく考えてみると私よりも二人と付き合いが長い和紀君の方が複雑な気持ちだろうな。
幼馴染と友達なんだからね。
「わかんないけど…たぶん。」
いや、奈緒のことだから絶対なんだろう。
落とすといって気合いれてたのだから。
けど、そんなこと和紀君にはいえないしね。
「あいつ相変わらず面食いやな~。それで、いつもハズレばっかやのにな。まぁ、竜は顔も性格もいいけどな。」
「それは奈緒も認めてたよ。私は顔より中身かな~。」
「俺もそうやわ。なんぼ顔よくても性格合わんやつは無理やわ~。」
「まぁ、見たことは二人にだまっとこな。」
「うん。」
「そうそうこれあげるわ。」
とポケットから小さな袋を取り出した。
あけてみると
そこには、花のストラップが入っていた。
「さっきずっとこれ見てやろ?ほしいんかなぁーって思って買ってん。」
確かに、これを買おうかすっごく悩んだ。結局、私には可愛すぎるかなって思ってやめた。
「ありがとう。すっごい嬉しい。」
「喜んでくれたら何よりやわ。めっちゃほしそうな顔しとったからついかってもうたわ(笑)」
携帯を取り出し、ストラップをつけた。
「どう?」
「それにめっちゃ合うやん。」
「うん。ありがとう。」
「どういたしまして。さぁ、降りてみんなんとこもどらなな。」
「うん。」
「綺麗過ぎて、涙でちゃった。」
とおどけてみせるとまだ心配そうにこちらをみた。
「もうすぐ頂上やで。」
和紀君が涙のことには触れずにやさしく言葉をかけてくれた。
「こんな高いところまで上がるんだね。」
「折れて落ちたりしたら終わりやな(笑)」
「そんな死に方はいややな。」
頂上付近になり、横を見てみると二つ隣の観覧車に奈緒と竜君がいた。
しかも、キスしてるところをばっちし見てしまった。
上手くいったことはすごく嬉しいのだけど友達のキスシーンを見てしまい少し申し訳ない気持ちになった。
和紀君もみてしまったみたいで、またまた微妙な空気が流れる。
「あの二人付き合うことなったんかな?」
よく考えてみると私よりも二人と付き合いが長い和紀君の方が複雑な気持ちだろうな。
幼馴染と友達なんだからね。
「わかんないけど…たぶん。」
いや、奈緒のことだから絶対なんだろう。
落とすといって気合いれてたのだから。
けど、そんなこと和紀君にはいえないしね。
「あいつ相変わらず面食いやな~。それで、いつもハズレばっかやのにな。まぁ、竜は顔も性格もいいけどな。」
「それは奈緒も認めてたよ。私は顔より中身かな~。」
「俺もそうやわ。なんぼ顔よくても性格合わんやつは無理やわ~。」
「まぁ、見たことは二人にだまっとこな。」
「うん。」
「そうそうこれあげるわ。」
とポケットから小さな袋を取り出した。
あけてみると
そこには、花のストラップが入っていた。
「さっきずっとこれ見てやろ?ほしいんかなぁーって思って買ってん。」
確かに、これを買おうかすっごく悩んだ。結局、私には可愛すぎるかなって思ってやめた。
「ありがとう。すっごい嬉しい。」
「喜んでくれたら何よりやわ。めっちゃほしそうな顔しとったからついかってもうたわ(笑)」
携帯を取り出し、ストラップをつけた。
「どう?」
「それにめっちゃ合うやん。」
「うん。ありがとう。」
「どういたしまして。さぁ、降りてみんなんとこもどらなな。」
「うん。」