「……0です。」



「「えぇぇぇ〜!?!?!?」」



「だって、いつも告白できないままおわっちゃうんだもん。」



いつもいつも

後ろ姿をみているだけ、

たまに話せた時は

舞い上がって、

告白出来ないまま、

ウジウジしてるうちに、

好きな人には彼女ができてしまう。

結局何も言えずにあきらめてた。



「この小心者!」


「痛っ!」


奈緒のチョップが頭の中心にあたった。


「まず、男子と話すのが緊張して上手く話せないし……。」

男の子と女の子は違いすぎて、何を話したらいいかわからないし…


「「はぁ〜。」」


「美香ちゃんまでため息はかないでよ(泣)」


ガシッ


「よっし、中学で彼氏つくろう。」


奈緒が肩をつかむ。


「好きな人ができたら言いなさい。あたし達応援するから。」


いや、美香ちゃんまでそんなこといわないでください。


「ってことで今週の日曜、竜の友達と遊びにいくで〜。勿論、3人で。」



「「はっ!?!?」」



「詳しいことはメールでお伝えします。」



「勝手にきめんな。」


美香ちゃんの鉄拳が奈緒を襲う。


「っ痛!勝手に決めたんは悪いとおもってんけど……お願いします。」


頭を下げる。


「はぁ〜。今回だけよ。」


「私は暇だからいいけど。」


「ありがとう、我がともよ。」

私達に走り寄って、だきつこうとしたが…


「調子にのるな。」
と見事に美香ちゃんによけられる。


「陽子〜(泣)美香ちゃんの鬼(泣)」


私にだきつき、泣きまね。


「なにかいった?」
笑顔が怖いです。


「なんでもありません。」



「次勝手に決めたらおこるからね。」



「はい。わかりました。」



美香ちゃんがこの3人で一番最強だとわかった。