そして、


私はやっくりと


ドアの方に


視線を移した。


薄々気付いていた。


そこには、


さちが、


さちが目を真丸くさせ


突っ立っていた。


そして、


「みぃぃあぁぁ!!!!!」


大きな声で叫びながら


駆け寄ってきた。


その声は心無しか、


震えていた。


目は真っ赤だった。


「美亜!!!!死のうとしたんだって??あたしらがどんだけ心配したと思ってんの?!?!」


「さ…さち…なん…で??」


私の目からは


熱い涙が零れていた。