家に向かう車の中



横になってると



座ってる時とは違う感覚に



車ではない別の乗り物に乗ってる気分になった




運転する柊ちゃんの
耳と首筋、襟足の髪を見つめながら



「高3の2学期始まってすぐだよね?

夜に藤代先生を呼び出して

あの公園のベンチに

急いで先生 来てくれた………」




車に揺られながら



熱で ぼぉっとする頭は



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