「でも、可愛いだって
当たり前だよなぁ
結はオレの奥さんだもん

可愛いに決まってる……」




白い肌に 薄い眉


いつも眩しそうにしてる瞳


まぁるい 頬っぺた


低い鼻



結が手を顔に当て


目の周りを 引っ掻く



「こら、こら。ダメだよ、結
ミトン持ってくれば良かったなぁ」



結の手に触れると



逆にオレの指を



ギュッと結は握りしめて




「…………結」



じっとオレの目を見つめた




「ねぇ、結

これは ずっと秘密にしようと思ってたんだけど

特別に教えてあげようか?」




「あー、う~」



「そっか、やっぱり知りたい?

じゃあ、特別な

その代わり、結、オレの秘密を知るわけだから

ただ では教えてあげないよ?

あとで1つだけ、オレのお願いを聞いてくれるなら

結に教えてあげる

いいね?」



結は『いいよ』と言うように



オレの指をまた握った