手のひらを重ね
指を絡ませて
お互いの汗が溶けあって
私の全てを
柊ちゃんが満たしていく
唇をふさがれて
抱きしめられて
ゆりかご みたいに揺さぶられて
好き、大好き
柊ちゃんが好き………
………死にたくない
死にたくないよ 柊ちゃん
ずっと ずっと このままで
柊ちゃんに愛されていたい
何もいらないよ
ただ一緒にいられたら
このままでいたいよ……
柊ちゃんのそばにいたい……
涙が頬を伝って落ちて行った
死にたくない
死にたくない
「…………結?」
心配そうに柊ちゃんが私の涙を指で拭った
私は首を横に振り
「幸せだなぁ……って……
思ったら……涙、出た」
「結………」
「ごめんね。
柊ちゃん…………」
涙が止まらなくて
「柊ちゃん…愛してるよ……」
最後の方は ひどい涙声になった