「ちゃんと目を閉じててねっ」
私が怒ったように言うと
「はい、はい」
柊ちゃんは 仕方ないな って感じで返事をした
客室露天風呂はヒノキで出来ていて
少し濁ったお湯に
これなら 大丈夫かなと
少し 思った
柊ちゃんと対角線上に離れて
お湯に浸かると
1人で入るよりも 柊ちゃんと一緒の方が楽しいかも
そう思うけど
やっぱり この身体は見られたくない…………
丸みが少なくなって
少年みたいな身体だもん
ブラのサイズが小さくなってから
私は柊ちゃんに身体を見せてなかった
どうしても 嫌だった
柊ちゃんが何も感じなかったら どうしようって
がっかりしたら どうしようって
もちろん 柊ちゃんがそんな人じゃないことも知ってる
だけど
嫌だった